眠れないからと安易に医薬品に頼ってしまうのは得策ではありません。
そこで試したいのがサプリを使用した対策です。
食品由来のサプリならば、副作用や依存性などの心配はいりません。
ここでは、眠れない時に役立つ成分、サプリで入眠を促進するメリットなどについて説明していきます。
不眠症は放置すると重症化するので、早めに対策を始めてください。
■眠れない理由の多くは精神に関するもの
眠れない時は交感神経が過剰に作用している可能性があります。
ストレスや体内時計の乱れなども要因で、いずれも精神的な不調、自律神経の乱れなどが影響しています。
そんな時は医薬品を試すという人が多いですが、医薬品に依存すると手放せなくなる可能性があるので、まずはサプリから試してみましょう。
サプリをおすすめしたいわけは、副作用の心配がないことです。
依存性や習慣性がないので、毎日飲み続けても問題ありません。
これらのサプリは心身を落ち着けるために役立つので、気持ちが高ぶって眠られない人、疲れているのに寝つけない人などに最適です。
眠れない日が続くとやがて慢性的な睡眠不足になり、その状態がさらなるストレスを引き寄せます。
疲労に関しては入眠を促進する側面がありますが、ストレスの場合は大小を問わずに睡眠を妨げます。
それゆえ、まずはストレスを軽減していく対策が必要になるわけです。
■眠れない人にCBD
不眠症外来などのクリニックでは、カウンセリングや生活習慣の改善指導をはじめ、睡眠薬を処方されることも少なくありません。
一方、最近では睡眠薬の代わりにCBD製品を提案するクリニックも増えてきました。
睡眠薬は化学的な成分を含み、医師の処方なくしては使うことができない医薬品です。
これに対して、CBD製品は医薬品ではありません。
実際に私もCBDを活用していますし、
始めた理由もお金のストレスや仕事のストレスで睡眠の質が悪くとても悩んでいたことがきっかけです。
CBDのジャンルとしては、健康食品やサプリメント的な位置づけです。
そのため、クリニックではなくても、デパート内に出店しているお店に売られていたり、カフェで提供されていたり、オンラインショップでも購入することが可能です。
不眠症と診断され、医師による治療が必要な方は治療を行うべきですが、もし、処方された睡眠薬が効かない方や睡眠薬を卒業して眠れるようになりたい方は医師に相談のうえ、CBD製品を試してみるのも良いかもしれません。
睡眠薬は同じ種類を継続的に使っていると、効きにくくなることがあります。
一方で、依存気味になり、睡眠薬を服用しないと眠れなくなることも少なくありません。
不眠症の方の最大の希望は、薬に頼ることなく、自然と眠れるようになることではないでしょうか。
その第一歩として、CBD製品を役立たせることができます。
不眠症には至らない、眠れないとお困りの方なら、ご自身の判
断で気軽に使うことが可能です。
CBDは依存性があるものというよりは、継続的に使用することで、体に良い影響をもたらすとされています。
サプリメント的な位置づけなので、安心して利用できます。
植物由来の成分なので、化学的な成分や人工的な成分に抵抗がある方にもおすすめです。
ココが凄い!CBDがもたらすメリットまとめ
■テアニンは緑茶に含まれるリラックス成分
緑茶を飲むとほっとする人が多いでしょう。
これは緑茶の旨みを構成する成分であるテアニンが含まれているためです。
仕事で疲れた時に緑茶を飲むと、イライラが軽減した、脳がクリアになった、などと感じたことのある人は多いはずです。
ただ、緑茶にはカフェインが含まれており、就寝前に飲むと覚醒作用が発揮されて入眠を妨げる可能性があります。
そこで注目されているのがテアニンを配合したサプリで、カフェインは含まれていないので安心して摂取できます。
テアニンは食品由来の成分のため、体に合わないという人が少ないです。
ストレスや緊張などが原因で眠れない人はぜひ試してみてください。
■心を落ち着けて入眠に導くGABA
GABAといえば頭が良くなる成分と認識している人が多いでしょう。
記憶力向上に役立つとされていますが、神経伝達物質を抑制する働きから眠れない人にもおすすめです。
眠れない時はイライラや緊張、ストレスなどを感じていることが多いはずです。
そして、睡眠障害を招くと、さらに心の状態は悪化してしまいます。
GABAの魅力は精神を落ち着けて、リラックスした状態に導いてくれることです。
気持ちが穏やかだと自律神経が調整され、副交感神経が優位になります。
通常は特に対策をしなくても、布団に入ればリラックスできるはずですが、自律神経が乱れていると話は別です。
GABAのサプリはいつ摂取しても問題ありませんが、睡眠の質を向上させることが目的ならば、布団に入る1時間くらい前に摂取するのが良いでしょう。
■メラトニンの分泌を増加させるトリプトファン
幸せを感じている時は、心が穏やかで安定しています。
逆に不幸を感じている状態では、脳がストレスの刺激を受けています。
幸福感を得るためには、セロトニンの分泌を増やすことが大切です。
脳内ホルモンのセロトニンは、睡眠を妨げるノルアドレナリンやドーパミンの作用を阻害します。
それにより精神が安定し、自然な眠りにつけるようになります。
トリプトファンは必須アミノ酸の一種で、時間帯に応じてセロトニンとメラトニンに変わるのが特徴です。
メラトニンは入眠を促進し、熟睡できる体に導いてくれます。
トリプトファンは大豆食品や乳製品などに多いですが、これらの食品をあまり食べない人はサプリで補給するのが良いでしょう。
■グリシンで睡眠の質を高めよう
アミノ酸のグリシンは目覚めの良い朝をサポートします。
目覚めが悪いと感じる場合、睡眠の質自体が悪いと考えてください。
睡眠は体と脳のストレスを解消する手段であり、どんな優れた健康法も睡眠の代用にはなりません。
それゆえ、睡眠障害の悩みを解消するには、睡眠を改善していくしか方法がないわけです。
グリシンは心身を元気にするためにも役立ち、疲れにくい体に導いてくれます。
たとえば、仕事のストレスが軽減すれば、同時にストレスも溜まりにくくなるでしょう。
眠れない人がまず実践したいことは、ストレス対策をすることです。
神経質な人や完璧主義の人、ネガティブ思考の人などが睡眠障害を引き起こしやすいのは、ストレスを溜め込みやすいことにあります。
ストレスをゼロにすることはできませんが、減らす対策は誰にでも行えます。
■バレリアンで心を癒して睡眠をサポートしよう
バレリアンは西洋カノコソウのことで、癒しの成分として人気です。
一般的にはストレス解消を目的に利用されますが、眠れない人にもおすすめです。
ストレス由来の睡眠障害を解消するには、ストレスを取り除くしかありません。
バレリアンは高ぶった精神や神経を落ち着けて、入眠しやすい脳に整えてくれます。
バレリアンはサプリとして活用されることが多く、これは特有の香りがあるからです。
サプリならニオイや味が苦手な人でも気軽に摂取できます。
バレリアンで毎日を穏やかに過ごせるようになれば、自然と不眠症は解消していくでしょう。
バレリアンとよく併用される成分にはセントジョーンズワートがあり、不安症に悩んでいる人におすすめです。
著しい不安を感じると疲れたり、頭痛が発生したりします。
それにより健全な生活を送られなくなり、うつ病を招いてしまう人もいます。
不安症に伴う睡眠障害に悩んでいる人は、バレリアンとセントジョーンズワートを併用してみてください。
■まとめ
眠れない悩みに働きかけるサプリを活用しましょう。
サプリ選びをする時は、内容成分に着目してください。
成分によって相性の良し悪しがあるので、いろいろな成分を試してみたり、成分を複合的に配合したサプリを選んだりすると良いでしょう。
質の良い眠りを得るためには、心の調和がポイントになります。
過剰なストレス生活から脱却するには、睡眠の質を上げてストレス解消を促進すること、そして心身を安定させてストレスに強くなることなどが重要です。