アロマは体と心に良い影響を与えてくれます。
眠れない時は心身が高ぶっており、イライラしている人が多いでしょう。
そんな時は原因に直接働きかける対策が必要です。
ここでは、アロマが睡眠の質を向上させる理由、眠れないことによるデメリット、副作用と依存症などについて説明していきます。
眠りの質を高めるために、日々の生活に芳香を取り入れてみてください。
■アロマで心身をリラックスさせよう
アロマテラピーとは、アロマオイルによる芳香を活用した民間療法のことです。
心身を落ち着けるのに最適で、副作用の心配がないのが魅力です。
森林やお花畑を歩くとリラックスできるという人は多いでしょう。
植物は心身に働きかけ、心を落ち着ける作用があるのです。
眠れない時はお酒を飲むという人が多いですが、アルコールは睡眠の質を低下させます。
確かに、お酒を飲めばすぐに入眠できるかもしれませんが、肝心要の睡眠の質が悪くなっては意味がありません。
アロマの魅力は依存性がなく毎日使用できることです。
さまざまなフレーバーが用意されているので、気分に応じて使い分けてください。
アロマはストレス過多を生きる現代人に最適で、特に眠れない悩みがある人におすすめします。
睡眠の質が悪くなると、生活すべてに影響が出てしまいます。
不眠症になれば改善に時間がかかるので、睡眠トラブルは早めに解決させることが重要です。
■いい香りを嗅ぐと心身が元気に
芳香とは良い香りのことで、心身に良い影響を与えます。
機嫌の悪かった人が、アロマを嗅いだら急に笑顔になったという話があるほどです。
不機嫌な状態から笑顔になる時は、心の中で良い変化が生じています。
このようにアロマは心身を元気にし、ストレス耐性を上げるために役立つのです。
心が元気だとストレスが緩和されるので、寝つきが良くなるでしょう。
眠れない日々が続く、眠りの質が低い、といった人ほどアロマを試してみる価値があります。
おいしいものを食べると元気になれるように、良い香りも人に喜びを与えてくれるのです。
■依存性がないので安心して使える
アロマにはアルコールやニコチンのような依存性はありません。
副作用の心配もないので、毎日使用しても習慣化しないです。
睡眠導入剤は昔と比べて習慣性が低下していますが、それでも長期連用をすると習慣化して手放せなくなる可能性があります。
薬にはリスクが存在し、薬に頼るのは根本的な解決にはなりません。
薬がなければ眠れないようだと、今度は薬を飲み続けることによる副作用や依存症などに悩まされるようになるでしょう。
天然素材のアロマは病気を治すことはできませんが、ちょっとした不調に悩まされている方には最適です。
就寝前にアロマテラピーを楽しめば、入眠を促進して深い眠りにつけるでしょう。
眠りの質が良くなれば目覚めもスッキリし、体のだるさは消えますし、脳はクリアになります。
■心が安定しない時こそアロマを
芳香は自律神経の状態を健全にし、心の不安定を解消します。
心のバランスが悪い時は、人は怒りっぽくなってすぐにイライラするものです。
心が元気な時と比べて、より強いストレスを感じてしまいます。
ストレスに強い心身に変えることは、睡眠障害を克服するためにも役立つのです。
睡眠の質が良くなれば、さらに心身はリラックスするでしょう。
心が元気になれば体も健康になり、活動的な毎日を送ることができます。
さらに、免疫のアップ、ホルモンバランスの最適化、諸症状の軽減、などのメリットも期待できます。
アロマは病気を治すものではありませんが、予防をするためには役立つわけです。
芳香を嗅いで満足している時は、体に良い影響を与えています。
免疫に加えて自然治癒力、肌のバリア機能などを高めることにもなるのです。
■眠れないことによる数多くの弊害
眠りたいのに眠れないほどつらいことはないでしょう。
就寝時刻が遅くなると睡眠時間が減るのはもちろん、睡眠の質にも悪影響を与えます。
たとえば、朝6時に起床するべき状況で、前日22時に眠りにつくのと、当日の4時に布団に入るのとでは眠りの質がまったく変わります。
後者は後2時間しか眠れないので、必然的に焦りが生じてしまうでしょう。
すると、目が冴えてしまい、ますます眠れなくなるのです。
眠れない状態が続くとイライラするので心身に良くありません。
また、集中力の低下を招くので、車の運転や機械操作などをする時に、ミスが発生する確率が高くなります。
ほかにも、自律神経のバランスを崩す、肌が荒れてくる、生活習慣病のリスクが上がるなど、数多くのデメリットが生じるのです。
眠れない状態は心身のリスクとなり、良いことは一つもありません。
■アロマで睡眠のリズムを整えよう
睡眠のリズムが安定している時は入眠がスムーズです。
また、中途覚醒が起こりにくく、満足感の高い睡眠を実現できます。
睡眠の質を確かめるためには、寝起きの体調を参考にしてみましょう。
朝起きた時に気分が悪い、ぐっすりと眠った気がしない、日中に眠たくなる、といった人は注意が必要です。
アロマは睡眠リズムを整えられるので、さらに睡眠の質が良くなります。
アロマのメリットを最大に引き出すためには、体を温めてから眠る、夜は嫌なことを考えない、夜更かしをしない、などの対策も試してみてください。
できれば睡眠時間も決めておき、毎日その時間に眠るようにしましょう。
アロマを楽しむにはアロマディフューザーを使用するのが一般的ですが、ほかにも入浴剤の代用にする、マッサージオイルとして使うなどの方法があります。
なお、純度100%のエッセンシャルオイルに関しては刺激が強すぎるので、希釈用オイルで薄めて使用しましょう。
■まとめ
アロマは副作用の心配をせずに、眠れない悩みを解消できるアイテムです。
心身のバランスが整うので、自然な入眠を誘ってくれるでしょう。
心身が元気になればストレス耐性が向上し、ストレス由来の不眠症を遠ざけられます。
睡眠導入剤を使用することに抵抗がある、また過去に習慣化してしまった、という方はアロマを使用した対策をおすすめします。
睡眠の質が良くなれば生活全般が一変し、アクティブな毎日を送られるようになるでしょう。